ほにゃららの秋

えあ

2007年10月26日 23:30

秋って色々なことに適しているんですね。

ワタシは最近すごーく、太りました。


まさしく食欲の秋。




おいしいのはうれしいけど、デブはいややぁ。


つうわけで、読書の秋〜!


ワタシは本がスキです。


詩集なんか、大好きです。

いくつか紹介させてください。


今日は、中原中也さん。


薄命の美青年…

昔から大好きなんです。

すごい人生です、彼は…


では紹介。


盲目の秋?

せめて死の時には、
あの女が私の上に胸を披いてくれるでせうか。

その時は白粧をつけてゐてはいや、
その時は白粧をつけてゐてはいや。

ただ静かにその胸を披いて、
私の眼に輻射してゐて下さい。

何にも考えてくれてはいや、
たとへ私のために考えてくれるのでもいや。

ただはららかにはららかに涙を含み、
あたたかく息づいてゐて下さい。
―もしも涙がながれてきたら、


いきなり私の上にうつ俯して、
それで私を殺してしまつてもいい。
すれば私は心地よく、うねうねの冥土の径を昇りゆく。



これ、すきなんです。
きれい。