散文的哀愁

えあ

2007年10月20日 23:56

風が冷たくて 月がぽっかり出ていて


夜の街はぴかぴかと夜道をてらし

ひとびとの足音

雑踏 地下道にひびく幼い歌声


傍にいるはずのひとがいなくて

同じ月はみていなくて


ワタシは切符を買う。

一人で乗る、各駅停車の列車

こんなので追い付けるはずないのに 追い付いた気がして

電車の揺れの中で微睡む